クラス紹介

(0才児)

初めて保護者の方と離れての保育園生活で、入園当初は家庭とは違う雰囲気に不安を大きく感じている様子もありますが、欲求を満たされ、安心して心地よく生活していけるように保育をしています。

初めは1人1人のペースに合わせての授乳や睡眠ですが、月齢や1人1人の生活リズムを考慮しながら、ご家庭とも連携し、たっぷり食べてたっぷり眠る安定した生活リズムになるように整えていっています。また、体の運動機能も1年をかけて大きく発達していくので、ふれあい遊びや大人のまねっこをして体を動かしてみることで、体を動かすことを楽しみながら、成長を促すことを大切にしています。

毎日の生活の中で”この先生が大好き!”と感じ、たっぷりと触れ合ったりやりとりへの興味が出てくる中で、たくさんの笑顔が見られたり、声を出して要求や見つけたことを伝えてきてくれるようになります。そんな子どもたちの思いを大切に丁寧に受け止めて保育をしています。

(1才児)

歩行が始まり、自分で行動できる範囲が広がったことで、いろいろな所を探索して触ってみたりじっと興味のあるものを見つめたりと、それぞれのペースで楽しんでいます。ゆっくりと歩いて町内を散歩したり、園内を探検してみたりしながら、自分の足で歩くことの楽しさや新しいものへの興味も膨らんできます。

大好きな大人との関わりが多かったところから、お友だちへの関心も出てくる時です。隣に座って顔を見合わせたり、ゴニョゴニョとお話をしてみたり、お友だちとの微笑ましい場面もたくさん見られるようになってきます。お友だちと一緒にいることが嬉しいと感じられるような環境を心がけています。少しずつ言葉も増えていく中で、大人とのやりとりも楽しんでいきます。自分の思いがたくさん膨らんでくる分、自己主張も強くなってきますが、”~がしたい””~がいい”という思いを大人が丁寧に受け止めていき、1人1人が思いをしっかりと伝えられることを大切にしています。

(2才児・つき組)

自己主張がたくさん出てくる2歳児です。”自分が!”という思いがいっぱいで泣いたり怒ったりすることも多いですが、自分の思いがたくさん表せること、少しずつ自分の気持ちを切り替えていけるように大人が1つ1つのことを受け止めて”~したかった”ことを言葉にして丁寧に返していくことを大事にしています。食事や着替え、トイレなど身のまわりのことを自分でやろうとする気持ちも大きくなってきます。1人1人が満足して”できた”ことを感じられるように、時間や空間を考慮しながら日々の生活の流れに見通しを持てるようにしています。

また、だんだんと長い距離を歩けるようになってくるので、いろいろな公園に遊びに行ったり少し遠くの消防署まで出かけたりと行動範囲も広がります。走ることも楽しくなり、広い場所では大人と一緒にたくさん体を動かすことも楽しむようになっています。物をみたてて遊んだり、生活の中で経験したことを再現しながら遊ぶことも楽しみ、大人やお友だちと一緒にやりとりを楽しんだり、同じようなイメージの世界で遊んだりしています。

(3才児・にじ組)

本格的に幼児クラスの仲間入りです。季節ごとの行事や、異年齢での会食に参加するようになります。日常生活で必要になる習慣が徐々に身についてきます。すべてを自分でやりきることは難しいですが、保育士の手助けを受けながらも自分でできる自信を積み重ねることで、ますます意欲的にやろうとする姿が見られるようになります。毎日の園生活の中で、“楽しいこと”を期待することで、着替えや片づけなど身の回りのことへの意欲につながることも大切にしています。

遊びや経験の中で、さまざまなイメージをお友だちと共有し、ごっこ遊びもそれらしくなりきり、自分たちの想像の世界を膨らませながらじっくりと楽しめるようになっていきます。自我がはっきりとしてくる年齢で、自分の思いを伝えたい分、お友だちとぶつかり合うこともよくあります。1人1人が自分の思いをしっかりと表現できるように保育士が仲立ちとなりながら少しずつ言葉で伝える援助をしています。体も心もたくさん働かせながら活動できるよう、保育士も一緒になって思いきり遊びこみながら楽しんでいます

(4才児・ほし組)

3歳児クラスから積み重ねてきた、身の回りのことを自分でやる力が確実なものになっていきます。自分のことができるようになった分、保育士のことを手伝ったり自分より小さいクラスのお友だちのお世話をすることも喜びになっています。

体の動きがよりダイナミックになり、バランスをとりながら様々な姿勢になることも巧みにできるようになっていきます。ルールも少しずつ理解できるようになってくるので、ゲームや集団遊びなどルールのある遊びを取り入れています。集団生活の中でお友だちとのぶつかり合いや競争心もおきますが、その中でお友だちの思いを聞いて感じ取ったり、自分の中で気持ちを整理したりしながら、仲間とのつながりを強めていきます。大人が解決を急ぎすぎず、子ども自身がじっくりと考えることができる時間を大切にしています。想像力や空想力が豊かになっていき、お話の世界の世界に入り込みながら

生活や遊びの中に取り入れて楽しんでいます。

(5才・たいよう組)

保育園一番大きなお兄さんお姉さんになり、進級後は“たいようぐみになれた”大きな喜びを感じています。仲間と一緒に1つ1つの行事へ取り組んでいく中で、自分たちで作り上げた達成感や仲間と協力し合えた手ごたえを積み重ね、集団としての大きな成長がみられる1年間です。プール活動で目標を持って取り組んだり、夏祭りで自分たちのお店を出したり、お泊り保育で保育園に1泊したりと、年長児だからこその取り組みも待っています。行事の当日だけでなく、それまでの過程の中で子どもたちが一歩成長できることを期待しながら保育を計画しています。

1人1人が進んで様々な活動に参加し、仲間の中の1人として自覚と自信を持って行動すること、遊びの中で思考力や観察力が成長すること、身の回りのことを自分で考えながら行っていくことで、就学に向けて必要な生活の力や学習活動への意欲を育てていきます。